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バカにできない福利厚生

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入社後の話をしよう

 

見えない給料と言われる”福利厚生”。働き出して気付くその旨み。活用しない手は正直ない。

 

就活生諸君はバカバカしいと思うだろうか。

 

就職先の選択基準には様々な要素がある。やりがいや名声、環境など。

 

しかしながら、最も多くを占めるのはやはりお金。つまり賃金である。

 

そして、その賃金というものを基本給だけで評価してしまうことはあまりにも愚かだ。そんなことは社会人を1年でも経験すれば気付くだろう。

 

学生ほどバカにする福利厚生。その内実をご紹介しよう。

 

 

 

家賃補助

それなりの企業であれば、家賃補助は出る。だが、振り幅は大きい。

 

私が勤務している関東圏内の企業であれば月6万円、友人がつとめる外資系メーカーでは月10万円の家賃補助が出る。

 

学生時代、月10万円を確保するためにどれだけの労力を強いられただろうか?それがただで貰える。もちろんいい部屋に住めて、かつ労働の対価として支払われる基本給を趣味や旅行に注ぎ込むことができる。

 

正直これはでかい。

 

一方で、交通費すら満額支給しない企業があることも事実だ。経営層による搾取。あなたは社畜になり切れるか?

 

持株

持株制度を導入している企業も多い。

 

資産形成の基本は分散投資なので、自社株を資産の一部にする持株制度を軽視する人もいるが、お得なことに違いはない。

 

例えば、給与の一部から1万円を天引きして自社株の購入を充てると、会社が1万円上乗せして株式を購入してくれる。極論言えば1万円で2万円を買うようなものだ。

 

景気に左右されるものの、持株だけで新入社員の年収を遥かに上回る収入を得ている人も実際ゴロゴロといる。

 

長期休暇制度

あなたが入社を希望する企業の長期休暇制度はどうなっているだろうか?

 

夏季休暇は自由に取れるだろうか?

 

夏季休暇を含めて年間20日間の休暇の取得を義務付けている企業もある。社員になれば、休暇制度の有り難さが分かる。

 

学生最後にやっておくことリストの一つに海外旅行がよく挙げられるが、それなりのホワイト企業に入社すれば、安定した収入がある分長期休暇を取り、貧乏な学生時代よりも海外旅行をバンバン楽しむことができる。

 

かたや、日々の業務に忙殺され、一年中働き続ける社畜もいる。どちらを選ぶかはあなた次第。

 

その他優待

社の保養所を使って激安で軽井沢やハワイに行く人もいる。高級温泉旅館にお手軽価格で泊まることも可能だ。

 

また、公務員であれば地域手当なる外に見えない給料がある。地方公務員の給与を侮ることなかれ。基本給は激安だが、その基本給の数十パーセントにあたる手当を「地域手当」というかたちで貰うことができる。トータルの賃金はまぁまぁになるわけだ。公に発表する給料を少なくしながらそれなりの給料を得る。なかなかずる賢いやり方だ。

 

ちなみに、OB訪問で福利厚生について聞くことはそれほど悪くない。社員は少なからず自分の会社を自慢したいものだ。大企業であればあるほど、社員は嬉々として自社の素晴らしい制度について語ってくれるだろう。

 

私が就活生のとき、大手食品メーカーに勤める叔父に口をすっぱくして言われたことが、何を隠そう、「福利厚生」だったのだ。

 

そのへん、就活生諸君も調べておいて損はない。