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テストセンターを攻略する方法

 

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友人の力を借りられないテストセンターをどう後略するか?

就活の選考初期段階で課せられるWEBテスト

 

いくつか種類があるものの、大抵のテストは自宅で好きな時間に受験することができる。つまり、頭の良い友達の力を借りられさえすれば、高得点を叩き出すことが可能となる。

 

しかし、唯一それが許されないテスト形式がある。それが「テストセンター」だ。

 

企業からこの試験の受験を課せられた場合、就活生は全国の各地に設置された専門の拠点に足を運び、拠点内にある個室の端末を通じでWEBテストを受験する。もちろん友人の力は借りられない。

 

その他のWEBテストとは違い、自分の実力が結果に如実に反映されるのが「テストセンター」。だからこそ、就活生はテストセンター対策に時間を割くべき。他のテストは理学部の友人にでも任せておけばよい。

 

このテストセンターをどう後略していくか。ちょっとした”裏技”を含めて当エントリーで紹介しよう。

 

テストセンターの主題形式と学習法

テストセンターは、学力テストと性格診断テストの二部構成。

 

学力テスト

学力テストは、判断推理、数的推理、資料解釈を中心とした数学の問題が大半を占める(四字熟語といった言語の問題も多少ある)。

 

学力テストの特徴は、正解すればするほど次の問題の難易度が上がること。制限時間中にできるだけ多くの問題に回答することが求められるのだが、単純に回答数が多ければ評価が高くなる、というわけではない。

 

学力テストでは”正答率”が重要となる。

 

「時間内に余裕で解き切ることができた!」と自慢してくる学生がたまにいるが、すべての問題に順調に正解していけば、最後の問題の難易度はかなり高くなり、時間内に全問解き切ることは難しくなってくるはずだ。

 

参考までに、

開始後早い段階で4タブ問題(関連する4つの設問がタブ形式で出てくるタイプの問題)が出現する、もしくはある程度回答しきった後に言語問題にループした場合(学力テストは言語→非言語の順に出題される)などは、いいペースでテストを進められていると考えてよいだろう。実際に、私がBCG(後述)のテストセンターをパスした際の出題パターンはだいたいこんな感じだった。

 

性格診断テスト 

性格診断テストはアンケート形式。複数項目の質問に対する回答から、その学生の心理的特性を判断する。これにも一応テクニックがある。

 

一つ目は「一貫性を持つこと」。受験する企業にとって理想的な人物像を自分の中に作り、矛盾が生じないように注意深くアンケートに答えていく。言葉を変えて様々な質問をされるが、人物像をぶらさずに回答することを心掛けること。

 

二つ目は「極端な断定は否定すること」。回答を進めていくと、「私は今まで一度も嘘をついたことはない。YESかNOか?」みたいな質問が出てくるが、常識的に考えて、人生で一度も嘘をついたことがない人はいないはずだ。ここは「NO」と答えることが正解。一般的に性格診断テストに明確な答えはないが、極端な質問に対する答えは絶対に「NO」だ。

 

学習 

結局、学習はどう進めればよいか?

以下の参考書を反復演習するだけ。基本的にこのテキストを三周くらいしておけば問題ないだろう。

 

本命企業に高得点のテストセンターの結果を送る裏技

そしてここからが裏技の説明。”裏技”と呼ぶことが適切かは分からないないが、テストセンターの仕組みをうまく利用して、本命企業に高得点の試験結果を送るための方法を伝授しよう。裏技にはテストセンターならではのいくつかの特徴を利用することになる。

 

①試験結果の使い回しが可能

②受験をキャンセルして前回の結果を送ることができる

③受験が予約形式である

 

この三つの特徴を利用する。裏技の概要を下図にまとめた。説明文と併せて参考にしてほしい。

 

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テストセンターの予約の取り方

まず、同日に三企業のテストセンターの予約を取る。”三”企業としたのは、キャンセルの時間的制約や体力の問題を考えた結果だ。それぞれ「どうでもいい企業」、「それなりの企業」、「本命企業」と呼ぶことにする。

 

「どうでもいい企業」がない!という人はどうするか?

 

ESを送るだけでテストセンターを受験できる企業は割と多い。とりあえずエントリーしてESを送って、”どうでもいい企業”を作り上げればよい。

 

三企業用意できた人は、2〜3時間程度の間隔をあけて同日に試験の予約を入れる。ポイントは、本命企業のテストを一番遅い回とすること。逆にあまり力を入れていない企業のテストを最初に持ってくる。

 

テストセンター試験当日の流れ

そして試験当日。

 

最初の試験で手応えを感じたならば、後の二つの企業の試験はキャンセルし、一回目の企業の結果を使い回す

 

もし手応えがなければ、二回目の企業の試験を受験する。この場合、参考書をもう一度念入りに見直しておくことだ。

 

テストセンターの出題はあくまでランダムだが、それでもかなり重複する部分が多い。2〜3時間前に受験した時と全く同じ問題が出ることもある。つまり、一回目に時間をかけて解いた問題に即答することができることも多々あるのだ。

 

ただ、あまりにも早く回答してしまうと「デタラメに答えた」と判断されるので、「ある程度時間が経ってから選択肢を選ぶ」などの考慮はすべきであるが…。

 

いずれにせよ、一回目よりもかなり有利な条件で試験を進められることに変わりはない。本命企業の試験を最後に持ってくるのはここにある。同日に予約を入れるのは、前テストの記憶がより鮮明に残っている状態で次のテストを受験できるようにするためだ。

 

ここまでリスクヘッジしておけば、本命企業の試験に対して高得点を出せる確率がかなり高くなる(試験結果は開示されないのであくまでも手応えベースになるが)。

 

さいごに

以上がテストセンター攻略法のお話。面倒臭いかもしれないが、やってみれば効果を実感できるはず。

 

ちなみに、就活生にテストセンターを課している企業の中で最難関はボストン・コンサルティンググループ(BCG)。この外資コンサルの試験に関しては、東大生・京大生でも普通にお祈りされている。

 

ボスコンのテストセンターに通れば、その結果はその後の選考全てで使いまわせると考えてよい。