京大出身サラリーマンが教える就活攻略術

京大出身の社会人が効率のよい就活攻略術を無料で公開しています。

MENU

意外と知らない正しいOB訪問の手順

 

f:id:kaidaten:20160220132012j:plain

 

正しいOB訪問の手順を紹介しよう

以前のエントリーでOB訪問が点数化されていることについて触れた。「OB訪問で低評価を受けるくらいなら、やらない方がマシ」みたいなことも書いた。

 

kyodaishukatsu.hatenablog.jp

 

 

 

では結局OB訪問はやらない方がいいのか?

 

答えはNO。

 

OB訪問はやった方がいい。基本的に”自主性”は加点要素だからだ。OB訪問は自主性を示すことができる絶好の機会である。

 

「御社が第一志望です!実際に社員の〇〇さんと一対一でお話をさせていただき、その気持ちがより明確になりました。」

 

この一言だけで志望動機に圧倒的な説得力を持たせることができる。採用する側としても、OB訪問をきちんとしている学生の方が、真剣に自分の会社の選考に参加していると感じる。

 

だからやった方がよい。但し、OB訪問で低評価を受けてしまった場合、せっかくの努力がマイナス方向に働いてしまうので最低限のマナーを守る必要がある。

 

ということで、本エントリーでは、低評価を受けない正しい(無難な?)OB訪問の手順を解説する。これからOB訪問することを検討している学生は是非参考にしてほしい。

 

①大学のOBとアポイントメントを取る

まず大学の就職課、キャリアセンターに行く。OBの名簿が置いてあり、就職先の記録も残っているので、行きたい企業に勤めているOBを探す。ちなみに、一番最初のOB訪問は2~3年目の人くらいがよいと個人的には思う。

 

コンタクトの取り方は、メールが好ましい。ビジネスマンは忙しいので電話でアポされるのは鬱陶しく感じでしまう。メールの文面は以下に載せておいた。基本的にこれで問題ないと思う。

 

〇〇株式会社

〇〇部 △△様

突然のメールで失礼いたします。

私は、〇〇大学〇〇学部〇〇学科に在籍しております〇〇と申します。

 

現在、就職活動で企業研究を行っており、貴社に大変興味を持っております。大学の就職課で△△様の連絡先を紹介していただき、仕事内容などにつきましてぜひ△△様に一度お話をお伺いできればと思い、メールをお送りした次第です。

 

ご多忙中と存じますが、もしお受けいただけるのでしたら、△△様のご都合のよろしい時にお伺いできればと思っております。

 

メールで突然のお願いを差し上げ大変恐縮ですが、一度ご検討いただけませんでしょうか。後日、またご連絡させていただきます。何卒、よろしくお願い申し上げます。

 

************************************

〇〇〇〇

〇〇大学〇〇学部〇〇学科

〒111-1111

東京都〇〇区〇〇1丁目1番1号

電話:03-1111-1111

携帯:090-1111-1111

mailto:******@****.jp

************************************

 

OBから返信が来ない場合はしばしばある。ただ、忙しくてチェックできていない可能性もあるのでもう一回くらい送ってみても良いかもしれない。それでも返信が来なければ諦める。会っていただけること自体感謝すべきことだと考えよう。ただ、OB訪問を公認している企業は、社員に就活生とのランチ代を支給していることが多い。いつもより豪華なランチを楽しむため、喜んでOB訪問に応じている社員が多いことも事実だ。

 

返信が来た場合は、おそらく日時・場所が指定されているはずなので、再度御礼のメールを送って当日に備える。

 

②OB訪問当日までにしておくこと

当たり前のことだが、企業や業界の下調べをしておくことだ。業界としてのトレンドや、その中での企業の位置づけなどを調べておく。企業のIR(株主向けの資料)を見ておくと分かりやすいかもしれない。

 

とにかく調べて分かることはOB訪問では聞かないこと。せっかく時間を取っていただいている先方に失礼だ。内部の人間でないと分からないであろう実情などをテーマとすることをオススメする。そして簡単に質問のリストを作る。

 

③OB訪問当日

遅刻は厳禁。学生とビジネスマンの時間価値は違う。5分前には集合場所に着いておくこと。相手方が来られたらきちんと御礼を言って失礼のないように。

 

名刺をいただく際は少し注意。もらった名刺は間違っても財布等にしまわないようにしよう。そっと机の前方に置いておいて最後店を出るタイミングでスーツの胸ポケットにしまうこと。

 

次に会話のコツ。

 

1.さわやかに
2.相手にしゃべってもらう

 

OB訪問は人事ではなく、現場社員とのコミュニケーションであるわけだから、変に肩肘張らない方が絶対によい。自分を偽らず、等身大で臨むべきだろう。一緒に働きたいと思ってもらえるのが一番だ。

 

「実際にどういう仕事をしていて、この先どういうキャリアプランを考えているか」など、自分が聞きたいことを素直に聞いた方がよい。

 

ポイントは話を掘り下げて相手に喋らせること。OB訪問に応じてくれる社員は多かれ少なかれ喋りたいもの。だからできるだけ相手に喋ってもらって気持ちよくなってもらう。話が進むに連れて、徐々にマクロ的な高度な話に持っていくのが理想的だ。

 

多くの有益な情報を得、かつ良い印象を持ってもらえればベスト。

 

④次のOB・OGを紹介してもらう

せっかくなので、OB・OGを新たに紹介してもらおう。この要領でアポイントを繋いていけば、効率的に多くの人に話を伺うことができるだろう。

 

⑤御礼メールを送る

御礼メールは必須。学生相手に時間を割いて付き合ってくれてことには本当に感謝すべきだ。

 

以下は御礼メールのテンプレ。自分の感想を入れてオリジナルのものにしてほしい。

 

〇〇株式会社

〇〇部△△様

 

〇〇大学〇〇学部〇〇学科の〇〇〇〇です。

本日はお忙しい中貴重なお時間をいただき、ありがとうございました。

 

△△様とお話しすることで、会社案内だけではわからなかった貴社での仕事内容に対する理解が深まり、貴社で仕事をしたいという気持ちがますます強くなりました。また、昨今の業界の動向など、お話しいただいた内容の一つ一つが大変、勉強になりました。

 

今後、△△様からいただいた貴重なお話をふまえて、さらに企業研究を進めて参りたいと考えております。また新たにご質問させていただくこともあるかと存じますが、その折はよろしくご指導をお願いいたします。

 

就職活動が終了しましたら、改めて結果をご報告させていただければと思っております。

 

丁寧にご対応くださいましたこと、重ねて御礼申し上げます。

 

************************************

〇〇〇〇

〇〇大学〇〇学部〇〇学科

〒111-1111

東京都〇〇区〇〇1丁目1番1号

電話:03-1111-1111

携帯:090-1111-1111

mailto:******@****.jp

************************************

 

OB訪問の流れはこんな感じだ。意欲がある人は早めに行動して本選考までに確実に自分の能力を高めていこう。