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就活が終わらない学生たち

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就活が終わらない学生

就活も終盤を迎えると、キャンパス内には大きな格差が生まれる。

 

複数の企業からオファーを受け早々に就活を終える学生がいる一方、内定先がまだ一社もない「無い内定」状態の学生の疲弊しきった顔がチラホラ。

 

就活終盤の”持ち駒ゼロ”。

 

落ち込みは深刻なものだろう。周りはとっくに就活を終え、学生最後のバカンスに興じている。自分はリクルートスーツを毎日のように着て、取り憑かれたように(最初は眼中にもなかった)企業の面接を受け、それさえも上手くいかない日々が続く。精神は少しずつ磨耗していく。

 

正直、日本の就活システムはおかしいと思う。馬鹿馬鹿しい。

 

が、現状を嘆いても何も変わらない。

 

できれば学生にこんな負の状態に陥ってほしくない。本エントリーでは、あえて就活に失敗する学生の特徴を紹介しよう。これから就活を始める人の参考になれば幸いだ。

 

 

 

就活が終わらない学生の特徴

①大手病、高すぎる理想

そもそも就活開始時のエントリー数が圧倒的に少なく、かつエントリーした企業の難易度が高い。いわゆる大手病。

 

ある程度の学歴があり、プライドが高い学生で、総合商社やデベロッパー、大手広告代理店志望の学生に多い。

 

この手の学生の中で、意中の企業に内定を貰える者はどれくらいいるのだろうか。

 

ほんの一握りだろう。

 

一部のハイスペック集団を除き、面接解禁とともにお祈りの連続が続き、一週目で持ち駒ゼロになる。そんな同期や後輩を何人も見てきた。

 

まずは現実を見ること。成功した先輩の話を真に受けてはいけない。自分の総合能力をきちんと見つめ直し、エントリーする企業の幅を広げよう。一定のパフォーマンスを継続するためにはゆとりが必要だ。持ち駒の数は、精神的なゆとりを確かに与えてくれる。

 

実際に入社してみれば分かるが、特別にやりがいのある仕事などそうあるものではない。先入観や固定観念を捨てることから始めよう。

 

②準備不足

圧倒的な準備不足。

 

ESの内容は支離滅裂で、伝えたいポイントがまとまっていない。面接で言葉のキャッチボールができない。質問に対する答えが答えになっていない。こんな学生が非常に多い。人事もうんざりしてくる。

 

就活も仕事も、成功している人には共通しているポイントがある。要領、コミュニケーション能力、そして根回し=「準備力」

 

突出した能力があったり、よほど口が上手い学生でない限り、今の自分に何が足りないのか・何が必要なのかについて分析し、早々に準備を始めることだ。

 

準備の仕方は当ブログのエントリーで紹介しているので参考にしてほしい。

 

③実らない努力

努力はしているけれどその方向性が間違ってしまって効果が発現しない。

 

思わず救いの手を差し伸べたくなってしまう。「頑張っているのは分かるけど、そこじゃないんだよ」

 

めっちゃ説明会出てるし、めっちゃOB訪問してる。周りから意識高いと囁かれようと関係なし。猪突猛進。

 

でも、説明会で得られる情報はネットからでも余裕で得られるし、背景を知らないままOB訪問を繰り返してもそれは悪影響に繋がるだけだ。

 

スケジュールがカツカツな割には、ESの作り込みや面接で喋るための練習をしていない。だから結果が出ない。

 

映画「何者」で出てくる意識高い系の女の子みたいだ。

 


『何者』予告編

 

 

 

さいごに

上から目線で偉そうな分析をしてみたが、いかがだっただろうか。

 

身も蓋もない話だが、才能のない者は努力するしかない。きちんと分析して、地道に正しい努力を重ねてこそ結果は出る。

 

私が伝えたかったのはそれだけだ。