面接に役立つある法則とは?
就活の面接に臨む前に知っておきたいある法則
これまで面接関連でいくつかエントリーしてきたが、いかがだったろうか?
今回はちょっと角度を変えて、対人関係にまつわる”ある法則”についてご紹介しよう。
就活生の多くは、面接において”何を話すか”に重きを置いているかもしれない。整理された内容、素晴らしい実績、簡潔な自己PR…など。
もちろん、それらも大切だ。しかし、同時に、「エピソード内容は加点要素に過ぎない」ということを認識しておいていただきたい。この点については、以下2つのエントリーの中で紹介している。
「喋る内容に大きな意味はない」
この事実を実証する法則が、今回のエントリーの主題。
就活の面接で役立つある1つの法則とは?
さて、早速その法則について解説しよう。
「メラビアンの法則」
こんな法則の名前を耳にしたことはあるだろうか?
メラビアンの法則とは、コミュニケーションをとる際、言葉や身振り手振り、声のトーンなどが、それぞれどの程度の割合で相手に影響を与えるのかについての法則だ。
これが今回のテーマ。
メラビアンの法則によれば、話す内容そのものが「相手に与える影響」は、わずか7%程度にすぎない。ちなみに内訳は以下の通りだ。
見た目など:55%
口調、声のトーン、スピードなど:38%
話の内容など言語情報:7%
簡単に言ってしまえば、「何を話すか」ではなく、「どう話すか」、姿勢や身振り手振り、声のトーンやスピード、それらが面接の秘訣であると言える。
この事実は頭の中に入れておくべきだ。
例えば、模擬面接の練習をしたとする。もちろん、話す内容についてフィードバックは貰うべきだ。
しかしそれ以上に、「どんな印象を受けたか?」「自信を持っているように見えたか?」などについてフィードバックをたくさん受けるべきなのだ。
自己PRや志望動機は整理すべきだ。何を話すかについて、徹底的に準備する必要もある。しかし、それは7%の言語情報のレベルを上げるためというよりは、残り93%のための準備と捉えてほしい。
ESの内容を暗記し、それを棒読みするような面接をしていると、93%の部分では「この学生は、自信がなさそうだ」「あまり能力が高くないのではないか?」という印象を与えてしまいかねない。
逆に、自信を持って面接に臨めるようになると、面接自体が楽しくなってくる。するとより突破率が上がるという好循環になる。この状態になると、仮にある面接で落ちてしまったとしても、「相性が悪かったに過ぎない」と思えるようになり、就活全体がスムーズに楽しく進めていけるようになる。
この感覚を少しでも早く就活生に身につけてほしい。
以上、メラビアンの法則のお話でした。