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就職活動に向けて準備すべきこと・必要な備品は?

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就職活動に向けて準備すべきこと・必要な備品は?

「『就活を始める!』と意気込んではみたものの、何から手をつければよいか分からない」そんな悩みを就活生からよく聞く。

 

本エントリーでは、多くの就活生の頭を悩ませる”就活の準備”に焦点を当てよう。以下、詳しく紹介するので是非参考にしてほしい。

 

備えあれば憂いなし。余裕があるうちにやれることはやっておこう。

 

 

 

①ビジネス用品一式を用意する

誤解を恐れずに言うと、就活は大学生版”おままごと”だ。実務を知らない学生達が、あたかも社会人であるかのように自らを装い、自分という商品を売り込みにいく。選考の過程で行われる面接では、「学生時代頑張ったこと」といった、実社会とはおよそかけ離れたテーマを題材に、面接官と学生との無益なやり取りが繰り広げられる。超優秀な特定のエリート層を除いて、就活生が持つ体験談の内容など似たり寄ったりである。東大・京大の学生であっても例外ではない。であれば、何で差別化を図るか。てっとり早いのは「第一印象」だ。外見の影響力を侮ってはならない。過去、「人は見た目が9割」という本がベストセラーになったように、見た目は就活の選考において大きな判断基準の一つとなる。 おままごとに必要なビジネス用品一式はある程度こだわって備えておこう。コツは”パリッとした印象”を面接官に与えられるかどうか。

 

リクルートスーツ

多忙な時期は、基本毎日活動するので、2着は用意しておきたいところ。黒色無地は絶対だ。間違ってもストライプなどが入った柄物を購入しないように。青山などの量販店で購入しても問題ないが、最近はオーダースーツも安い値段で購入できるので、この機会に作ってみてもよいかもしれない。

シャツ

毎日活動するので3着は欲しいところ。本命面接前にはクリーニングを忘れずに。 

ネクタイ

基本1本あれば問題ないが、気分を変えたい人は異なる色のものを何本か持っていてもよいかもしれない。

ビジネスマンと学生とでは、びっくりするほど革靴に対する意識が違う。面接官は学生が考えている以上に足元を見ていることに注意。ある程度スタイリッシュでオシャレな靴を用意しておこう。

ビジネスバッグ

黒が基本で、大きい方が無難。カジュアルすぎるものは避けよう。

 

エントリーシート用の顔写真を用意する

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選考に臨むにあたって提出を求められるエントリーシート(ES)には、基本的に顔写真の添付が求められる。最近では質の高い証明写真機も多くなってきたが、専門の写真屋で撮ってもらう方が無難だ。スタジオなどで撮影しない限り値段も2000円~3000円に抑えらえる。電子データはもらっておこう。

 

③各業界の基礎知識を得る&業界をある程度絞る 

まずは業界地図を一冊購入する。これを一通り読んで、気になる業界が見つかれば、さらにその業界に特化した本を買えばよい。説明会開始までにある程度業界を絞っておこう。周りに流されず効率よく説明会の予約ができるはずだ。こちらである程度「これ!」という業界を見つけておくことは必要だと思う。ただ絞り過ぎはNG。持ち駒を早急に失うリスクが高くなる。興味のある分野をざっくり選定する感じで。

 

④ESの雛型を作る

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ESの雛型の作成は早めにやっておくべきだ。就活過渡期になると、まとまった時間を確保するのが難しくなってくる。ESを軽視する学生は多いが、意外と全員分目を通している企業が多いことを認識しておいてほしい。ただし、人気企業になるとあまりにも数が多いので、自然と流し読みになってくる。だからこそ、読みやすく質の高い文章を用意しておくことは重要なのだ。忙しい中で雑に書いたESは落とされる。学歴が低ければ尚更(東大・京大でもES段階で落とされることはザラ)。仮に通ったとしても、ESは最終面接まで持っていかれる。適当なことを書いてしまうと、最終面接で役員から鋭い質問を浴びせられることになるので注意だ。

 

ESの雛型って具体的になに?

ESの雛型とは面接で頻出される質問に対する回答集のことを指す。「自分の強み」、「長所と短所」、「学生時代がんばったこと」などが頻出される質問だ。このような基本的な質問に対する回答を400~800字くらいでまとめておく。

 

回答集を作る際には、まず”自分史”を書くことを薦める。高校生時代から現在まで、自分がやってきたことや出来事を、その時々の自分の感情も交えながら文章に起こしていく。自分は何をしてきて、いつ気持ちが高ぶったか?どこで周りの人間よりも抜きんでることができたか?どんなことが嫌だったか?そんな感じのことを時系列で書いていく。

 

文章に落とし込むことができれば、次はそこから自分の強みとなるエピソード、弱みとなるエピソードを抽出する。そしてそのエピソードを”抽象化”する。

 

具体例を挙げよう。

 

「野球部に所属していた頃、一時期レギュラーを外されたことがある。それでもめげずに自分なりに練習法を工夫して日々トレーニングに打ち込んだ。するとその成果が認められ、見事レビュラーを奪還することができた」これが元の文章だとすると、「自分の強みは粘り強さ」。これが抽象化だ。

 

要するに特定のエピソードから、自分の特徴となるエッセンスを一般化する作業のことだ。自分史を書いておくとこの抽象化の作業がロジカルに行える。どんな角度から質問されても卒なく答えられるようになる。加えて、面接対策も同時に行える。仮にある面接で何かの質問に答えられなかったとして、一度自分史を書いてエピソードをまとめおくと、それを見直すだけで質問への対処法を改めて検討し、次回に備えることができる。

 

抽象化まで終われば、後はそれを元に回答集を作るだけ。一通り作ったら大学のキャリアセンターなどに持って行って添削してもらえば良い。とにかく時間をかけてじっくり良い文章を作り上げる。この作業は時間のある内にじっくりやっておくべきだ。後々これが大きな武器となる。

 

WEBテスト対策をする

就活中割と面倒なのがWEBテスト。SPI、玉手箱、CAB・GABなどいくつか種類がある。内容は中学レベルだが、時間制限があってコツがいるから対策は必要だ。特に、友達の力を借りられない”テストセンター”の対策に時間を割くことをオススメする。このテスト形式のよいところは、結果の使い回しができること。ある企業の試験で高得点を一度叩き出しておけば、後々受験の必要がなくなる(得点は開示されないのであくまで手応えを頼りにせざるを得ないが)。

 

 

 

⑥就職活動の”感覚”を掴む

ある時期になると、大学の就職課や学生団体が就活イベントを開始する。あまり得られるものはないが、とりあえず参加して就活のスケジュールなどを把握しておくことは有益だ。キャリアセンターにも一度顔を出してみればよい。先輩就活生の体験談等を読むことができるし、ESを添削してくれたりする。

 

就活”準備”編は以上。本選考の攻略法は別のエントリーで詳しく紹介する。とりあえず”やれることはやれるときにやる”。これが就活もとい人生の成功の秘訣だ。肝に銘じておいてほしい。